「サンシャワー/東南アジアの現代美術展」

森美術館と新国立美術館で同時開催中の「サンシャワー/東南アジアの現代美術展」を見に行ってきました。この日は森美術館のみ。とても楽しみにしていた展覧会だったのですが、期待以上の素晴らしさでした。

インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス(五十音順)の現代芸術家たちの作品が多数集まっており、絵画、写真、彫刻、インスタレーションと、その表現方法もさまざま。どの国のどの作品も、各地の伝統や信仰をリスペクトしながら奇抜で画期的で、メッセージを伝えたいという強い思いで溢れていて。こんな風に作品ひとつひとつの前にじっと立ち止まって鑑賞した展覧会は、私には久しぶりでした。全作品写真撮影が自由だったので、印象深かったものをいくつか記録しておきます。

鑑賞しながらふと、今ここに並ぶ芸術家さんたちの作品は、たとえば一年後に彼らが再び模索した際には、なにかしら異なる形で登場するのではないか…と考えました。それは発展途上という意味ではなく、すでに素晴らしい形で完成しているものの、それぞれの作品には何とも言えない儚さとか、一方でたくましく変わってゆく自由さとか、漠然とした言い方ですが、そんなことをありありと感じたのです。作品の「これから」に思いを馳せることのできた、不思議で貴重な体験でした。開催中にもう一つの、新国立美術館のほうもぜひ見に行きたいと思っています。

From Hem

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です