書店FAHASAにて①

眼鏡が顔の一部になって20年の私、最近、たま~にするコンタクトの度数があわず、コンタクトをするたびにクラクラな状況に陥っていましたが、本日、ようやく解決…。左右差がある、ある、と言われていた視力が、実はそんなに差がなく、コンタクトの度数を左右そろえたらすっきりクリアな視界になりました。な~んだと、ちょっと拍子抜けでした。眼鏡では左右度数の違うレンズを選んでいますが、度数を細かく決められる眼鏡と、あんまり細かくは決められない(ので、そろえたほうがちょうど良かった)コンタクトの違いに今頃気づきました。遅い…。

余談から始まってしまいましたが。

今日は書店・FAHASA(ファハサ)のお話。

ホーチミン渡航の際に必ず立ち寄るように心がけている本屋さん、FAHASA。市内に何店舗もあるチェーン店ですが、大型の1区Nguyễn Huệ(グェ~ン・フエ)通りの店舗に帰国前日に行ってきました。噂に聞いていた「紀伊国屋書店コーナー」を偵察。これまでホーチミンでは日本の書籍は手に入りませんでしたが、最近この店舗限定で設置されたというこのコーナーでは、品数に限りはありますが、輸入品である日本の書籍を購入することができます。設置を最も喜んでいるのは在住日本人の皆さまかもしれませんが、ラインナップとしては地元の人を意識している印象。日本語学習者向けの日本語テキストや、ドラえもんなどの人気の漫画、暮らし、ファッション、料理、ビジネス等の実用書がメインで、小説などはあまり無かったです。輸入品なので日本で購入するよりも若干割高ですが、コーナーは立ち読みをする地元の人たちでそれなりに賑わっていました(日本語が読める地元の人、ということだと思いますが…)。

「外国文学」のコーナーもチェック。年々、ベトナム語に翻訳された日本の書籍が増えています。翻訳者さんが増えてきている、ということなのかもしれません。とても嬉しいことです。以下、今回見つけたいくつかの書籍をご紹介。

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日本で新刊が出るたびにベトナム語訳も出る、村上春樹氏作品群。ベトナムで最も翻訳されている日本人作家と言っても過言ではないと思います。

(左)Biên niên ký chim vặn đây cót →『ねじまき鳥クロニクル』

(中央)Kafka bên bờ biển→『海辺のカフカ』

(右)Tazaki Tsukuru không màu và những năm tháng hành hương→『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』

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こちらは市川拓司氏作品群。来るたびにベトナム語訳が徐々に増えています。ベトナム語のタイトルからどの作品かを検討するのが、私の楽しみです。

(右)Em sẽ đến cùng cơn mưa→『いま、会いに行きます』(ベトナム語では「私は雨とともに行きます」と訳されています)

(中央)Tôi vẫn nghe tiếng em thầm gọi→『VOICE』(ベトナム語では「君が密かに呼ぶ声を僕は今もなお聴く」と訳されています)

(右)Nếu gặp người ấy, cho tôi gửi lời chào→『そのときは彼によろしく』

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こちらは半年前には見なかったので、つい最近翻訳されたんじゃないかと推測していますが(出版日をチェックし忘れました…)、百田尚樹氏の『永遠の0/Không chiến ZERO rực lửa』です。詳しい単語のチェックは本サイトの★看板★ページに後ほど掲載してみようと思います。

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現代の作家だけでなく、太宰治や樋口一葉も翻訳され始めています。

(左)Tà Dương→『斜陽』

(右)Một mùa thơ dài→『たけくらべ』(ベトナム語では「頑是ない季節」と訳されています)

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日本文学のベトナム語訳はもちろん他にもありましたが、今回気になったのは以上です。これらの書籍がどんな読者の手に取られ、彼らはどんな感想を抱くのか…。いつか友人たちに聞いてみたいなぁと思うと同時に、逆の方向で、日本に紹介されているベトナム文学を今一度しっかり手に取ってみようと思った次第でした。《続く》

From Hem

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