8月19日より新宿武蔵野館にて、Victor Vu(ヴィクター・ヴー)監督作品のベトナム映画、『草原に黄色い花を見つける』が公開されます。ベトナムの映画が日本で公開されることは未だにかなり少ないため、これはとても貴重な機会になると、以前よりとても楽しみにしていました。
昨日はこの映画の公開を記念したイベントに参加しに、四ツ谷にあるイベントスペース、『マグノリアのカエル』さんへ行ってきました。ベトナムコーヒーやサイゴンビールを飲みながら、映画の主題歌である「Thằng Cuội(タン・クォイ)/月のクォイ」を皆で歌ってみたり、ベトナム語の歌詞内容について教えていただきました。また、日本公開に向けて撮影されたヴ―監督のインタビュー動画も見ることもでき、来週の公開がますます楽しみになってきました(ちなみに監督はアメリカ育ちのベトナム人で、現在はベトナム在住だそうです)。
ところでこの映画の原作は、Nguyễn Nhật Ánh(グェン・二ャット・アイン)さんによる小説『Tôi thấy hoa vàng trên cỏ xanh』(トイ・タイ・ホア・ヴァン・チェン・コー・サイン、「私は草原に黄色い花を見つける」)。かつてホーチミン市に暮らしていたときに買ったままになってしまっていたこの原作、これを機会にぜひ読んでみようとも思っています。
From Hem
情報ありがとうございます。必ず見に行きます。ところで主題歌の「Thằng cuội」は、辞典には詐欺、詐欺師とありますが・・・?
吉永様 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。映画楽しみですね。
タン・クオイについてですが、すみません、私がcの字を小文字にしてしまったため、誤解を生んでしまいました。確かに辞書にはThằng cuộiで「詐欺師」と載っていました。この主題歌はCが大文字で人名を指し、Thằng Cuộiで、「クオイ少年」となります(ブログも大文字に修正しました)。ベトナムの有名な民話のひとつに、月にまつわるクオイの物語があるのだそうです(こちらをご参照いただけると幸いです→http://life.viet-jo.com/howto/life/189)
このイベントで講師の方に教えていただいたのですが、そのクオイについての歌が、今回の映画の主題歌になっているとのことでした。私もこの民話や主題歌の内容について、あらためて調べてみようと思っております。貴重なコメントをありがとうとざいました!