9/5 研修5日目~自由とは自分に由ること~

研修グループとともにレストラン「フーンライ」を訪問。オーナー白井尋さんの経営理念や人生哲学を伺う。白井さんとは長年親しくお付き合いをさせていただいている。ホーチミンに戻ったら必ずお会いしたい人のひとり。

フーンライは孤児や貧困家庭の子どもたちをスタッフに雇用し、白井さんがサービスと英語を教えることで彼らに職業スキルを身に付けさせ、社会に送り出すというトレーニングレストラン。トレーニングではマニュアル的なスキルの教授ではなく(実際にフーンライにマニュアルは存在しないとのこと)、お客さんに丁寧に奉仕することの意義や大切さといった、仕事に取り組む姿勢や精神面でのトレーニングを重視し、スタッフはお客さんから反応をもらうことで自尊心を培う。白井さんが新しく入って来たスタッフに第一に教えることは「姿勢よく立つこと」「お客さんの様子をよく観察すること」だという。

そしてフーンライはベトナムの家庭料理を提供するレストラン。家庭での素朴な味を、観光でやって来た外国のお客さんたちに存分に味わってもらうことを目的としている。メニューに並ぶ料理は確かに特別なものはなく、どの家庭でも日常的に並ぶものばかり。だけど素材を大切にし、とても丁寧に調理されているからだろう、フーンライのお料理は、本当に美味しい(私は焼き茄子のネギ油和えが大好物)。

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この日の白井さんのお話のなかには、フーンライのこと、スタッフたちのことに限らず、私たちが一人ひとりが生きていく上での大切なエッセンスがたっぷり込められていたが、特に印象深かったのが三つ。

*自由とは、自分に由るということ

*感じたことを形容詞で終わらせない

*事象から「感じる」→なぜそうなっているかを「考える」

特に一つめの「自由とは、自分に由るということ」はその後も頭のなかをぐるぐるしている。今もまだ考えがうまくまとまらないが、フリーランスというスタイルで仕事をしている今、私は幸いにも日々「自分に由る」ということを体験している。それは言い換えれば、自分のことは自分で決められるということだ。非常に孤独で、不安で、でもだからこそ自分の価値観を大切にし、同時に他者の価値観を大切にする。自分に由るからこそまわりの協力が必要不可欠で、協働するためには他者への説明や説得が必要ということ。どれだけ忘れずに意識できているだろうか。どれだけ実践できているだろうか。

From Hem

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