But I’m okay now.

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」

映画『魔女の宅急便』のキャッチコピーである糸井重里さんのこの一文が、私は昔からとても好きでした。映画の内容に本当にマッチしているし、自分自身の気分が塞いでしまったり、悲しいことがあったとき、いつでも自然と思い出せる言葉でした。

少し前から病室で寝ている母に、先日、妹が『元気になれそう』という絵本を持って行きました。ジブリ好きな彼女の、母を励ますための、素敵なチョイスだと思いました。

元気になれそう―映画「魔女の宅急便」より

 

裏表紙には、先のキャッチコピーの英訳が書かれていました。

“I was really down for a while, but I’m okay now.”

私は英語には疎くて、ちっとも詳しくないけれど、これはとても素敵な訳文なのではないかと直感的に思いました。日本語のコピーと同様に、心にすっと届いて、じわりと沁みる。簡単な単語を使っているからこそ、深く感じ取ることができるという点で、言語が違うのに同じ雰囲気をあらわしている。そんな気がしました。並べてみると単語のチョイスはわりと異なるのに、伝えたい核の部分がちゃんと伝わってくる訳文。人間の感性のワザ。すごいなぁ。すごいなぁ。

ベトナム語だったらどんな風になるんだろうと、そんなことにも思いをめぐらせて。久しぶりに細胞が動いたような感覚になりました。

私たちには日々、いろいろな出来事が起こる。But I’m okay now. 

From Hem

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