ホーチミンへ (2)

ひとつ前の投稿にも書きましたが、今回は友人たちと久しぶりに再会すること、美味しいベトナムごはんをたくさん食べることが目的の滞在でした。

私が暮らしていた時代にとてもお世話になった現地在住の日本人のご友人たちや、仲良くしてもらっていたベトナム人のHちゃんにも会えました(Hちゃんについては以前こちらで紹介したことがあります)。まだベトナム語がわからなかった頃から通い続けているドンナイ省のカトリック教会にも行き、神父様とお話することができました。私は信仰がありませんが、ベトナムと親しくなるきっかけをいただいた場所として思い出深く、訪問を続けています。皆さんとの再会はとても嬉しく心地よく、時間を忘れていろいろな話ができました。時が経っても自分のことを覚えていてくれて、気にかけてくれている人たちがいることに、心から感謝しました。

そういえば、私は路線バスが好きで、ホーチミン市とドンナイ省の行き来にも使うのですが、これまでベンタイン市場のバスターミナルから教会まで一本で行けていた12番バスが、一年以上前に廃線になっていたということを知りました(結構ショックでした)。仕方なく別の路線を使い、途中のスォイティエン遊園地でバスを乗り継いだのですが、その乗り継ぎにちょっと苦戦、いい思い出になりました。

教会訪問後、帰りのバスを待ちながら飲んだのが、今回の滞在初となるカフェスアダー。格別の味がしました。

ホーチミンへ (1)

先月、約2年ぶりにホーチミンに行ってきました。こんなに時間があいたのは初めてのことで、自分の環境や気持ちの色々な変化を感じてしまいましたが、それでも、たまにでも、短くても、行けるときに行くというのはとても大事なことだなぁと、帰ってきた今は思えています。

今回は友人たちに再会したり、現地の今の様子を見たり、美味しいごはんを食べたりと、のんびり滞在することが目的でした。ありがたいことに、今は東京に暮らすベトナム人の友人の、ご両親やお兄さんの住むご実家に泊まらせてもらうという、お言葉に甘えた滞在になりました。そのご実家はサイゴン駅の近くにあって、屋上からは走っていない南北統一鉄道の車両が置かれているのが見えました。

雨季の街は涼しくて、猛暑続きの埼玉よりもずっと過ごしやすかったです。スコールの途端に合羽を着てまた走り出すバイクドライバーたちの姿を見ると、ああ、ホーチミンに戻ってきたなぁと感慨深くなりました。

街に出てみると、遠くからでもすぐに見える新たな高層ビルや、通行止めのエリアが以前よりもずっと拡張していた地下鉄工事。聖マリア教会も改修中で、なんだか街のあちこちで何かが建設されていました。思えば私が暮らしていた時期にも、ホーチミン市内には次々と新しいものができて、新陳代謝を繰り返していたのですか、今回街の様子を見て、この場所は常に変化を続けているのだと実感しました。


(続きます)

anteさん×com tuanさん ベトナムイベント

大好きなお二人による、一夜限りのベトナムコラボイベントの情報をシェアします。

東京・花小金井のコムトゥアンさんの素朴で美味しいベトナムごはんをいただきながら、ハノイ在住で一時的にご帰国中のアンテさんのベトナムの手仕事についてお話を聞く会です。きっと、ゆったりとやさしく、皆さんでベトナムに思いを馳せる時間になると思います。私も行きます。まだ少しお席があるみたいなので、ぜひ♪

■ante(アンテ)さん 
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■comtuan(コムトゥアン)さん 
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《日時》
2019/08/1(木)
18:15~開場
18:30~コムトゥアンさんのお料理を味わう
20:10~アンテさんのベトナムのお話
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《会場》
COM TUAN(コムトゥアン)
東京都小平市花小金井駅1-18-9
西武新宿線 花小金井駅より徒歩2分
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《参加費》
コムトゥアンコース料理+お飲みもの3杯前後: 5000円
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《その他》
・定員18名。お申込はお早めに。
・anteさんのご著書や作品の販売もあります。
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《ご予約方法》
コムトゥアンさんに直接ご来店、またはお電話にて受付中です。042-458-3274
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お二人の活動や当日のタイムスケジュールなど、さらなる詳細はお二人それぞれのアカウントよりご覧くださいませ。とっても素敵なのです。

 

From Hem

通訳の仕事

先日見かけた松ぼっくり。ベトナム語で何と言うかわからず後日友人に聞いたら、Quả thông(クワ―トン)だと教えてくれた。

7月に入ってからというもの、通訳依頼が急増している。お声がけいただけること、お仕事があることのありがたさを感じながら、同時に複雑な気持ちにもなっている。ここで詳しくは書けないけれど、私が主に請け負っている通訳業務は、「困っているベトナムの人々」を対象にしているからだ。どう困っているのかはその人の立場や事情によって全く異なるし、「困り事」を招いてしまった要因はベトナム人当事者にもある。またその背景には、言葉の壁や、日本とベトナムの文化習慣の違い、それによる相互の誤解もあるだろう。一方で、彼らベトナム人を受け入れている側、つまり企業だったり学校だったり、仲介業者だったり個人だったり、ベトナム人を取り巻く日本側にもさまざまな問題があって、そうした問題を要因として「困り事」が起きてしまったケースも少なくなく、とても、やるせない。先日NHKで、日本で重病にかかったり、亡くなってしまったベトナム人技能実習生を取り上げた番組を放送していたのを見て、やるせない気持ちは増大した。

◆NHKスペシャル「夢をつかみにきたけれど ルポ・外国人労働者150万人時代」

私にできることは何だろうかと、そればかりを考えている。少なくとも今の私は、通訳者として彼らに接する機会を得て、対峙している。通訳者ができることは何だろうか。それはいつだって、目の前で展開するベトナム語や日本語を正確に、誠実に訳すことだ。昨日、別の仕事で出会った人から「通訳者として気を付けていることは何ですか?」と質問された。すぐに「ごまかさないことです」と答えていた。もちろん、プロとして気を付けるべきことは、専門知識や技術的なこと、態度的なことなど、他にもたくさんあると思う。でも、たぶん私の根源にある優先すべきことは「ごまかさない」なのだ。人の紡ぐ言葉を大切にしたいという気持ちは、この道に進もうと決めたときから変わらない。何をどう話すのか、あるいは何を話さないのかは、その人自身だと思っている。対話を必要とする両者の人となりが伝わり、相互理解の一助となるような、そんな通訳者でありたい。

今月は、こうした想いをあらためて胸に留める月なのかもしれない。

From Hem

小学校で授業をしました

6月の終わり、地元の小学校にて、5年生に向けてベトナム紹介の授業をさせていただきました。定期的にお声がけいただく学校で、毎回嬉しく参加しています。

5年生の皆さんは現在「親善大使になろう」という国際理解の授業に取り組んでいて、自分が選んだ国について調べてまとめるのだそうです。普段はクラス別にそれぞれ調べているようですが、この日は3クラス合同で、誰も選んでいなかった(!)というベトナムについて、気候、交通、食べ物、言語のことなどを、クイズ形式でいろいろ紹介しました。45分はあっという間で、何より皆さん元気いっぱいで、おかげでとても楽しく過ごすことができました。

そういえば最初に「私は通訳や翻訳をしていますが、どういうお仕事か知っていますか?」と質問したとき、はい!と手を挙げて説明できる子が何人かいて、すごいなぁと感心してしまいました。私は自分が小学生のとき、通訳や翻訳という単語さえ知らなかったなぁ。

かつて暮らしていた、自分の好きな場所について、こんな風に小学生の皆さんにお話できる機会があるのは本当にありがたいことだと感じます。こういう活動が、時々でも続けていけたらいいなと思います。

From Hem