音読のススメ

休業中の今、残念ながらベトナム語を話す機会がめっきり減ってしまいました。そこで始めてみたのが「音読」です。

音が豊かで多様なベトナム語は、口を大きく開けたり、口の端をぐっと横に引いたり、頬に空気を含ませたり…と、口まわりの筋肉をたくさん動かして発音します。そんなベトナム語を話さないでいると、悲しいかな、口まわりの筋肉が衰える感覚があるのです。実際、ベトナム語を始めてから「表情が明るくなった?」と言われたこともあれば、逆にベトナム語から数か月離れただけで頬のあたりがこわばり、笑顔がひきつる感覚を経験したこともあります。

「読む」「書く」「聞く」は、家でひとりでも比較的訓練しやすいと思うのですが、「話す」は通常相手を必要とします。ですが赤ちゃんとの暮らしの中で、今の私にはオンライン上で誰かとおしゃべりするのも一苦労。そこでふと思い立ったのが、ひとりで気軽にできる「音読」でした。すでに実践している学習者の方も多いかもしれません。

音読する題材は、自分に合っていれば何でもいいと思うのですが、せっかくなら楽しみたい。私はベトナムの新聞 Tuổi Trẻ(トゥオイチェー)のウェブサイトをスマホで開いて、そのときにトップに出てきた記事を読むようにしています。記事の配列は頻繁に変動するので、「さて、今だったら何の記事が出てくるかな?」というちょっとしたワクワク感がありますし、ベトナムの情勢を知れるので勉強にもなります。ちなみに昨日はこちらの記事を読みました。新型コロナウイルスの影響で、人々の2020年の平均所得や2021年のテト(旧正月)ボーナスは例年より低くなる見通し、という内容でした。

音読するときに心がけていることは、

■目標は1日1記事。長い記事だったら途中で止めても良し。

■正しい発音を意識して、ゆっくりと丁寧に読む。

■誰かに聞かせるように、大きな声で読む。

■目的は音読なので、知らない単語があっても読み通す(あとでどうしても気になったら調べる程度でOK)。

この4つ。所要時間は今のところわずか10分程度ですが、実際に声に出してみると、自分がいまだに苦手としている=口の動きが鈍い発音が浮き彫りになって面白いです。

音読は、口がベトナム語を忘れないための「筋トレ」のつもりでやっていますが、にわかに得た知識によると、どうやら自律神経にも良い影響を与えるようで。ベトナム語を使って自分自身のコンディションも整えられるなら嬉しいことです。まずは習慣化することを目標に、自分へのノルマもゆるくし、読めた自分を褒めてあげることも忘れずに◎ これまでと同じようには過ごせない今は、とにかく楽しみながら続けようと思っています。

本文とは全く関係ありませんが、妹が描いてくれた息子の似顔絵。いつもギュッと握られた小さな手。寝た隙に開いてみると、時々ホコリ?が出てくるのが可笑しいです。

From Hem

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