2025年夏 ホーチミン旅の記録 | (0) はじめに

9月半ば、数日間ではありましたが、ホーチミン市に視察旅行（という名のお楽しみ旅行）に行ってきました。前回の渡航からあっという間に2年半。日に日に増大する現地への想いを抑えきれず、家族の協力を得て叶った念願の一人旅です。もうすぐ5歳になる息子を説得するのには少々苦労したのですが、「次は必ず一緒に行こうね」と約束し、トリケラちゃんを御守りにと持たせてくれました。

山梨の自宅から成田空港までが約3時間、成田からタンソンニャット空港までが約6時間。昔はさほど感じなかった現地までのこの距離も、年齢を重ねた今は情けないことにずいぶんと遠く、長く感じてしまいます。機内では久しぶりの高揚感でうまく眠れず、見たかった映画を2作品しっかりと鑑賞。タンソンニャットでの入国審査は噂通りの凄まじい行列。そうして時間をかけて到着したホーチミン市の街中は、週末だったこともあってか深夜だというのにバイクが多く賑やかで、人と光と音に溢れていました。

翌朝はホテル周辺の散策からスタート。2年半前と同じホテルにしたので周辺のこともある程度は覚えていましたが、以前とそう大きく変わらない様子になんだか安堵しました。朝ごはんをどこで食べようかと迷える食堂の多さが嬉しく（日本もそうだったらいいのに！）、練乳入りの甘い甘いコーヒーは、この地で飲むからこそ堪らなく美味であることも思い出しました。9月2日に国慶節を迎えていたベトナム、ハノイでは多くの国旗がはためいていることを在住する友人が事前に知らせてくれていたのですが、ホーチミン市内でもあちこちにその名残りを感じました。

今回は滞在日数が限られていたこともあり、あまり遠くには行かず、狭いエリア内でいいからじっくりと街を眺めようと決め、一人行動の時間に「これだけはしたい！」ということをあらかじめリストアップしておきました。本サイトではこの記事を皮切りに、それらを一つ一つ振り返る形で記録に残していくことにします。自分のための記録ですが、ご興味ある方に読んでいただけたらとても嬉しく思います。

そして記事という形にはしませんが、私が滞在中の最重要項目として掲げていたのは「現地在住の友人達にお会いしたい」。みなさんご多忙の中、貴重な時間を使って私と会ってくださり本当にありがとうございました。たまにしか会えない方ばかりで、それでも会っていなかった年月を感じさせないくらい、それぞれに楽しく素敵なひと時を過ごすことができました。それは私とその方々とのこれまでの関係性はもちろんのこと、ホーチミンという、いつもあたたかくてホスピタリティに満ちた土地のおかげでもあるかもしれないと感じました。はじめましての方ともお話でき、新たなご縁が生まれたのも嬉しかったです。そう遠くない未来にまたみなさんと再会できますように。その日が来るのを今から楽しみにしています。

（旅の記録、はじまります）