ベトナム語散歩 #1 | お米屋さん

はじめに

「ベトナム語散歩」というシリーズを始めてみます。

これまでウェブサイトやInstagramにて、「看板のベトナム語を読む」という投稿をしてきました。「看板」は私にとってベトナム語をより身近に、楽しく感じることのできた大切な存在で、撮り貯めた看板の写真は生きた教材でした。

ただ、「看板」以外にもベトナム語表現との出会いはたくさんありましたし、今もあります。それらを「看板」と一括りにして紹介するのは少々無理があるかなぁ…というのがここ最近の小さな悩みでした。また「看板」のことを考えると私はどうしても深く掘り下げようとしてしまい、文章も長くなり、公開までに多くの時間を費やしてしまうことが常でした。もう少し気軽な気持ちで、いいなと思っていた風景や、そこに佇むベトナム語を紹介できないだろうかと思い、「看板」とは分離させる形で、「ベトナム語散歩」と銘打って投稿していくことにしました。

「散歩」に込めたもの

このシリーズで紹介する写真とベトナム語は、私が在住時(2009~2014年)やそれ以降の渡航時に、実際に街歩きをしていて出会ったものが多いです。その、文字通りの意味での「散歩」がひとつ。

もうひとつ、「ベトナム語学習」という果てしない道を、焦らずにゆっくりと歩いてみよう、という意味を込めました。散歩だから、自分のペースでいいし、遠くまで行かなくてもいい。同じ道を何度も行ったり来たりしていいし、目的があってもなくても大丈夫。でも、「散歩」中にはさまざまな発見や刺激、そして癒しがあります。私は現在、朝にほんの少しの散歩をして、道端で出会う草花や季節の移ろいに元気をもらっているのですが、そんな心持ちで、あらためてベトナム語と向き合っていけたらと思い至りました。

#1 お米屋さん

TP. HCM 2014

私の好きな街の風景に、お米屋さんがありました。

品種がたくさんあるベトナム舞が、こんな風にずらっと売られている姿は圧巻です。初見時はお米がむき出しであることに驚きましたが、徐々に、不思議とそこがイイと思うようになりました。

バケツごとに立てられた札の1行目には、大きく品種名が記載されています。2行目にはやや小さな文字で、そのお米の特徴を表す単語が並びます。辞書などで調べてみましたが、こんな意味合いでしょうか。

・dẻo:もちもちしている

※写真では声調記号が dẽo ですが、dẻo が一般的

・mềm:柔らかい

・thơm:香りがいい

・xốp:粒立ちがよくパラっとしている

3行目には1㎏あたりの値段が書いてあり、当時は70~100円程度でした。ただ、もう10年以上前の写真ですし、今では為替レートも、物価も大きく変動しているはずです。

TP. HCM 2014

カントーを旅した際は、素敵な籠を使ったお店にも出会いました。もっとあちこちの街でお米屋さんに注目しておけばよかったなと、これを書いている今は少し悔やまれます。でも、また何度でも訪れればいいですね。

Cần Thơ 2014

最後はおまけで、2016年にインドの街を旅したときの写真。初めてのインドでしたが、なんだか懐かしい景色だなとシャッターを切ったのを覚えています。

Varanasi 2016

以上

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